リンゴは、いつも日米間の論争の原因となっているわけではありません。明るく赤いリンゴのイメージは、終戦直後の時代、当時非常に人気のあった「リンゴの唄」で日本人を元気づけました。この経験を受けて、半世紀後、1995年の阪神大震災の被災地には、ボランティア・グループによって「希望のリンゴ」と名付けられたリンゴの木が植えられました。日本人のボランティアはまた、９.11同時多発テロの被害者の遺族のために、ニューヨーク市で同様のリンゴ植樹キャンペーンを計画しています。このように、リンゴには希望と親善を運んで太平洋を横断した長い歴史があるのです。