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近鉄花園ラグビー場でプレーするラグビー選手たち。
写真提供:Yomiuri Online
冬のラグビー大会(1-3月)
ラグビーは1899年に日本に紹介されました。ケンブリッジ大学でラグビーの選手だったエドワードB.クラーク慶応大学教授が同大学の学生たちにラグビーを教えたのです。現在、ラグビーは主にアマチュアの社会人と、大学生、高校生に楽しまれています。
おそらく、日本ではアメリカンフットボールよりも、ラグビーの方が人気があるでしょう。プロリーグはありませんが、12月から3月にかけて行われる、大きなアマチュアのラグビーリーグやトーナメントのいくつかは相当の人気を集めています。これらは、全国大学ラグビーフットボール選手権大会と全国高等学校ラグビー大会、そして、日本ラグビーフットボール選手権大会です。日本ラグビーフットボール選手権大会は大学チームと成人のアマチュアチーム、いわゆる社会人チームの両方で争われます。つまり、この大会が事実上、日本のラグビー大会の勝者のなかの勝者を決定します。
社会人チームというのは米国の人々には聞きなれないものでしょう。社会人チームは、クラブチームと企業チームの二つのカテゴリーに分かれます。クラブチームとはアマチュア選手のグループが所有し、運営するチームです。企業チームは企業が所有し、運営するものです。企業チームの選手たちは通常、そのチームを所有する企業の従業員です。なぜ、企業がラグビーチームを所有するのでしょうか。答は一つだけではありません。チームの所有は主に広告のためかもしれません。というのは、重要な試合はテレビ中継されるとともに、ニュースで報じられるからです。しかし、チームの所有は、ある種のコーポレートアイデンティティの一部、もしくは、従業員のチームスピリットのシンボルかもしれません。実際、チームを所有する企業の従業員の多くがラグビー場を訪れ、自分たちが働く企業の所有するチームを応援します。日本では、こういったアマチュアチームの所有は様々なスポーツ界で、かなり普通のこととなっています。
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