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鮎釣りでは、渓流の浅瀬に立ち、長い釣り竿を使います。
写真提供:Mike Chachich
鮎釣り解禁(6-7月)
海に囲まれ、川も多くある日本において、釣りは全国的に人気のある娯楽の一つです。初夏に始まる鮎釣りは、多くの釣り人を魅了します。この時期、日本中の川で釣り竿をかまえ、鮎に目を光らせる釣り人の姿が見られます。鮎つりの風景は日本の初夏の風物詩の一つなのです。鮎は秋の終わりに川の下流で産卵します。孵化した鮎は海にくだります。鮎は海で成長し、翌年の春に稚魚となって川に戻ってきます。春から夏にかけ、鮎は川で過ごし、秋になると産卵し、一生を終えます。釣り人たちは初夏、生きた鮎をおとりに使い、鮎釣りをします。この友釣りとよばれる方法は簡単ではありませんが、それゆえに多くの釣り人の挑戦心をかきたてます。その難しさが、多くの釣り人が鮎つりに惹かれる理由の一つです。もう一つの理由は鮎の味にあります。あゆの塩焼きは多くの食通に好まれ、プロの漁師が高級料亭におろすための鮎を釣っているところもあります。こうした鮎の価値、人気、そして、希少性のため、ほとんどの川において、鮎釣りは地元の漁業協同組合によって管理されています。そのため、アマチュアの釣り人たちはこうした漁協に入漁料を支払って鮎を釣るのです。より多くの釣り人をひきつけるために、養殖された鮎を川に放流する漁協も少なくありません。釣り人の多くは天然の鮎を釣ることを望み、味も養殖の鮎の味よりも天然の鮎の方がずっと良いと言われています。しかし、釣りそのものを楽しみたい釣り人にとっては、養殖された鮎でもかまわないのかもしれません。
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