自給自足の最も象徴的な品目の米についてさえ、日本の自給率はわずかながら低下をみせています。1993年の深刻な不作によって、日本は初めて大量の米の輸入を余儀なくされましたが、輸入米の大半は酒や酢を含めた加工製品に利用されました。日本人消費者は、味が劣ると考えて食卓に外米を出すことに抵抗をしめしました。高級百貨店では、輸入米のおいしくないとされる味を消すために米と一緒に炊く特別な炭が売られました。 国内の米の生産は1994年に回復しましたが、1990年代末には、日本は米の約5％を外国から輸入しています。日本人消費者の好みとして、食事には依然として高品質の日本米のみが使用されています。