高校の卒業式は、春学期の最後、通常6月に行われます。卒業生の人数によって、校舎内、屋外、あるいは校外で行われることもあります。式が始まる前に、卒業生たちは角帽とガウンを身にまとい、そして行進曲（エルガー：威風堂々）に合わせて入場します。全員着席した後、学校長がまず卒業生の友人や家族などの列席者に対して歓迎の挨拶をします。そして、地域の重要な人物が来賓を代表し挨拶した後、卒業生総代のスピーチが後につづきます。これらの挨拶がすべて終わった後、卒業生は卒業証書を受け取るために名前を一人ずつ呼ばれ、起立します。ひとりずつ一列に並び、壇上中央まで進み、卒業証書を手渡されます。そして、新卒業生たちは、角帽の房を左から右に動かします。これが、卒業したことを意味するのです。卒業生全員が席に着いた後、学校長が最後に、卒業生を列席した家族や友人達に紹介し、卒業式は終了します。