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きれいに盛り付けられたお弁当の箱。
農業
農業
  1. 日本の農業の担い手 
  2. 日本の農業人口の減少
  3. 農家の規模と後継者問題
  4. 三ちゃん農業
  5. 農家の収入の変化
  6. 女性と農業
  7. 戦後日本の農地改革
  8. 日本の農地改革が成功した理由
  9. 農地の再編成
  10. 日本における食糧の自給
  11. 日本における米の自給
  12. 米の配給と補助金制度
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農夫が収穫した稲を積んだ馬車をひいて、あぜ道を歩いています。
収穫した米をのせてあぜ道をゆく馬車。1955年。
写真:毎日新聞社
日本の農地改革が成功した理由
日本の1946年農地改革諸法では、地主は制限を超えた分の土地を政府に一定価格で売却することを義務づけられました。政府は、その土地で農業を営んできた小作農に最優先権を与えて、買収価格と同額でその土地を売り渡しました。 日本の農地改革が成功した背景には、2つの理由があります。第一は、日本に社会的・経済的変化をもたらすために、進駐軍当局が、それまで大きな権力をもっていた階級や裕福な地主層に打撃を与える法律を成立させ、それを強制的に執行することが出来たためです。第二の理由には、さらに複雑な事情が関係しています。1946年10月にこの法律が可決されたとき、土地の売却を命じられた地主に対して、政府は相当額の補償金を支払いました。しかし、1946年から48年にかけて日本は激しいインフレに見舞われ、円の価値が急落しました。その結果、地主が土地の代償として受け取った金銭の価値は短期間で減少し、一方で土地購入者のほとんどは、購入後2~3年で貸付金を返済することが出来たのです。
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