
|

農業
- 戦後日本の農地改革
- 日本の農地改革が成功した理由
- 水稲農業
- 田植え
- 初期の機械化農業
- 農地の再編成
- 野菜果物栽培の革新
- 米の配給と補助金制度
- 日本の農業人口の減少
- 農家の規模と後継者問題
- 日本の農業の担い手
- 三ちゃん農業
- 日本人の食生活の変化
- 日本の酪農
- 日本人はどのような乳製品を食べるのでしょうか
- 日本の肉牛
- 農家の収入の変化
- 日本の養蚕
- 日本における食糧の自給
- 日本における米の自給
- 日本における有機農業
|
配給米は、違法に売られる闇米よりもまずいといわれていた。「安くておいしい配給米」運動にたずさわる主婦たちが、闇米を試食。
写真:毎日新聞社
米の配給と補助金制度
日本政府は稲作農家を支援するために、特別な支払い制度を用いています。戦争中には食糧管理法(1942年制定)のもとで、都市の人々に必要な量の米が行き渡るように配給制がしかれていました。農家は政府にすべての米を一定価格で売り渡さねばならず、政府は買い入れた米を指定の米穀商統制団体を通して販売しました。また、国民は月々一定量しか米を買うことが許されていませんでした。この配給制度は、食糧供給が依然として不足していた戦後一年間続けられました。 しかし1955年以降、農家は自分が決めた量の米を政府に売ることができるようになりました。政府は、農家が政府に対して米を売ることを奨励するため、米を高価格で買い入れ、指定の米穀商を通して購入額よりいくぶん低い価格でそれらの米を販売しました。必需食糧でありながら不足していた農産物の配給制度として始まったものが、やがて農家への補助金、または価格支援のための制度に変化しました。 平均的日本人が毎年どれだけの米を食べるかを見るには、下の「図表」をクリックして下さい。
|
|
ポッドキャスト ダウンロード:
英語
| 日本語
|
文書 |
ビデオクリップ |
図表 |
写真 |
地図
|
|