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雇用機会均等法改正以前は、一般職の女性に制服を課している企業が多かった。
写真提供:Jeff Laitila, www.sushicam.com
二分化された女性職:一般職と総合職
日本の大きな企業の多くは、新しく採用された女性正社員に対し、一般職と総合職というふたつの道を用意します。一般職の女性が非専門職としてアシスタント的な仕事をこなし、昇進の機会も限られているのに対し、総合職の女性は専門職として扱われ、男性と同じように昇進の機会を与えられます。通常、企業は雇用前に女性にどちらかの道を選ばせ、女性の総合職の枠はとても限られたものです。それに対して、ほとんどすべての男性は、総合職として雇用されます。2003年、国連の女性差別撤廃委員会(CEDAW)は、この一般職・総合職の制度を男女差別の隠れみのに使われる「間接差別」として、日本政府に対し、対策をとるよう呼びかけました。働く女性の数が増えるにつれ、総合職として働き、管理職につく女性も徐々に増えつつありますが、女性にとって昇進のチャンスはまだまだかぎられています。昇進における男女差は、また、賃金の差としてもあらわれます。新入社員においては賃金に性差がなくても、男女間の昇進のスピードが異なるため、数年後には顕著な男女間賃金格差があらわれる企業は少なくありません。日本の企業における女性管理職の割合を見るには、下の「図表」をクリックして下さい。
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