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「年功序列」と書かれた扇。
写真:ふで文字や
年功序列制度
年功序列給与制度は終身雇用制度と相伴って持続してきました。会社は社員が行う個々の仕事に対して給与を支払うのではなく、非常に幅の広い雇用分類や職位を設けて給与体系を作っています。社員は基本の初任給から始め、勤務年数を重ねるにつれて給与が上がります。多くの場合、転職した社員は新しい会社で賃金体系の低いところからスタートするため、同じ会社で働く同世代の人々よりも収入が低くなりがちです。ひとつの会社で数年働けば他の会社で新しく働き始めるよりも高い給与を獲得することが出来る仕組みになっているので、年功序列制度は労働者の転職を抑制します。年功序列給与制度のもとでは若い社員に対する給与は低めですが、その後その社員の生産性が落ちたとしても後年になってから存分な見返りとなるだけの高い給与が支払われます。この制度は労働者にとって最初に就職した企業で働きつづける強い動機となります。こうした企業において、雇用者が正社員の地位から退くことを強いられる退職年齢は通常55歳から60歳と低く、このことも年功序列給与制度を支える一因となっています。形式上は退職した社員が、その後短期契約やその他の臨時雇用の仕組みによって再雇用され、実際に退職するまでその後数年間同じ会社で働きつづけることもあります。
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