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ボーナスの支払いに使われるお金の山。
写真:毎日新聞社
賞与(ボーナス)制度
賞与制度が適用される労働者の範囲はかなり広いものの、全ての労働者というわけではありません。正社員は通常固定給として月給を受け取ります。月給はその社員が属する職業分類や勤務年数をもとに決められており、一般の生活費をまかなうものとして位置づけられています。月給に加え、社員は一年に二度、六月と十二月に相当額の賞与(ボーナス)をもらいます。一回の賞与額は通常月給の1ヶ月分から3ヶ月分に相当します。賞与という言葉そのものは仕事の成果に対する特別報酬の意味合いを感じさせますが、日本企業において半年に一度の賞与は当然支払われるべきものとされ、給与体系の欠くことの出来ない部分となっており、会社にとっては利益配分を行う一つの方法でもあります。賞与の額は会社の収益に影響され、労働組合の団体交渉の対象にもなります。しかし、破産に直面しながらも半年に一度の賞与を社員に払いつづける会社もあります。会社側も社員側も賞与を給与体系の一部分として考えているので、賞与は会社が月給から差し引く強制貯蓄としての役割も果たしています。日本の労働者は一年に二度まとまった額の賞与が支払われることを知っているので、それを大きな買い物の支払いや貯金にあてます。予定通りにまとまった額が支払われる賞与制度は、合理的な計画に基づいた出費や貯蓄を促します。
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言葉の説明:
生活費
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