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雇用試験を受ける高校生たち。2002年9月。
写真提供:Kyodonews web CH-K
高卒採用の仕組み
日本の高校生のおよそ17%が卒業後すぐに就職します。高校生の就職率は、過去50年の間、徐々に減少しています。日本の企業では、高卒の若者たちはブルーカラー労働職、あるいは事務職として、正社員の資格で雇われます。企業が高校に採用募集の知らせを送り、学校が学生を推薦する形で採用が行われるケースが一般的です。多くの高校は地域の主な雇用主と強い関係を持っており、毎年決まった数の卒業生を受け入れてもらえる体制を作っています。高校側は、これからも続けて卒業生を雇ってもらえるようによい学生を送ろうとし、会社側も学校がきちんと生徒を選んでくれることを期待しています。学校側が推薦するのは成績面でも素行面でもよい生徒であるため、就職推薦は大学に進学しない生徒が学業に励む動機ともなります。このような採用システムのため、新入社員はしばしば同じ学校の卒業生と一緒の職場で働くことになり、先輩の助けを受けて職場になじんでゆきます。同時に後輩は先輩にいろいろと頼みごとをされることもあります。こうした職場での人間関係は、学校時代に部活動などで経験する関係とよく似ています。
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