小麦は、パン製品、スパゲティ、ビールといった食料品の製造に使用されています。残った小麦のわらは、家畜の飼料として使われます。 収穫される小麦の約4分の3は、秋にまが播かれた「冬小麦」です。アメリカにおいて、ほとんどの小麦はカンザス州で生産されています。 小麦は北米が原産地ではなく、ヨーロッパから伝来したもので、1777年になって初めてアメリカで栽培されるようになりました。カンザスでは、1830年代になってようやく、小麦が主要作物として栽培されるようになりました。その後、1870年代になって、カンザスに定住した5000人のロシア人移民によってロシア系の小麦が持ち込まれ、さらに、アメリカ農務省（USDA）により、東ヨーロッパからの新種の小麦がカンザス州やその他のグレートプレーンズ諸州に広められました。ロシアと東ヨーロッパの小麦は、1970年代までアメリカでの小麦の品種改良の基礎をつくりました。 コロラド州アクロンでの小麦の収穫の写真を見るには、下の「写真」をクリックして下さい。小麦についてさらに詳しい情報を見るには、下の「地図」をクリックして下さい。