綿花は温暖な気候で育つ作物で、アメリカ南部でのみ生産されています。「コットンベルト（綿花地帯）」は、バージニア、ノースカロライナ、サウスカロライナ、ジョージア、ミシシッピ、アラバマ、ルイジアナ、フロリダ、テネシー、ミズーリ、オクラホマ、カンザス、テキサス、ニューメキシコ、アリゾナ、カリフォルニア諸州から構成されています。テキサス、カリフォルニア、ジョージア諸州が綿の3大産地とされています。 19世紀には、綿花は南部における農業経済の基礎となっていました。当時綿花は大きなプランテーションで栽培されており、アフリカ系アメリカ人奴隷が作物の種まきや収穫といった作業のほとんどを担っていました。綿花は、依然として南部の主要な農作物ですが、現在では種まきや収穫などの作業は主として機械で行なわれています。 綿花についてより詳しい情報を見るには、下の「地図」をクリックして下さい。