有機農業とは、従来の農業で使用されてきた農薬や化学肥料などに多く含まれる合成化学薬品を使用せずに行なう農業のことです。アメリカ人の大半は、有機的に栽培された食物はそうでないものに比べて安全で、健康的であると考えています。アメリカにおいて、有機農業は、1970年代に産業として発展し始めました。かつて有機栽培農産物を取り扱っていたのは小さな健康食品店のみでしたが、有機農作物の需要が次第に高まったため、今日では、ほとんどの有機栽培農産物はスーパーマーケットで販売されています。現在、有機農作物は、州または民間の検査員によって認証されており、「有機」と記された作物は実際に有機農業の原則に従って栽培されたことが保証されています。 有機農業に用いられる原則は、生物多様性の保全、合成化学品を使用しない天然肥料の使用、そして天然素材を用いた害虫管理、などがあげられます。 有機農業についてより詳しい情報を見るには、下の「図表」をクリックして下さい。