３月には日本で唯一のプロサッカーリーグのJリーグが公式戦を開始します。日本にサッカーが初めて紹介されたのは１８７３（明治６）年です。イギリス海軍のチームが日本人にサッカーを伝えたのが始まりです。よって、日本のサッカーは１００年以上の歴史を持っているのですが、日本初のプロのサッカーリーグ「Jリーグ」が誕生したのは１９９３年と比較的最近のことでした。歴史は短いのですが、Jリーグサッカーは観戦するプロスポーツとして、プロ野球、大相撲につぐ第３の人気スポーツとなっています。Jリーグは、実際には、男性のプロ選手のための２つのリーグによってできています。２００４年には、１６チームがトップリーグのJ１に所属し、１２チームが第二リーグのJ２に所属しています。それぞれのリーグは２００試合以上の公式戦を行います。公式戦が終わった後、２つないし３つのJ２チームがJ１リーグに移り、J1チームの一つがJ2に降格することもあります。このJ1とJ2のリーグ間の入れ替えは公式戦の結果と公式戦後の入れ換え戦の結果によって決まります。Jリーグはヨーロッパのサッカーリーグをお手本にしており、各チームはクラブと呼ばれ、それぞれプロ選手の所属するトップチームと、子どもたちのためのジュニア、ジュニアユース、そしてユースのチームを持つことになっています。球団のほとんどが東京や大阪の首都圏に本拠地を置くプロ野球チームとは異なり、Jリーグクラブの大半はこうした首都圏以外に本拠地を置いています。そのため、Jリーグクラブは地方経済を活性化するものと期待されています。