アメリカの経済は、過去50年間に大きく変化しました。第二次世界大戦が終わって間もない時期にはアメリカの製造業の成長が特徴的でしたが、1970年代後半以降は、第三次産業「サービス産業」が拡大した一方で、第二次の製造業や第一次の農業が比較的衰退したことが最大の特徴になっています。1977年から1998年にかけての20年ほどの間に実質国内総生産（Real GDP）の成長に最も寄与したのは、サービス業、金融、保険、不動産などを含むサービス産業でした。1992年から1998年の間に、サービス産業の国内総生産（GDP）に占める比率は、61.2 %から64.7%に上昇しましたが、それとは対照的に、農業、林業、水産業などの第一次産業や鉱業、建設業、製造業などの第二次産業の国内総生産に占める比率は24.0% から23.3 %にやや減少しました。アメリカにおける産業についてさらに詳しく学ぶには下の「図表」をクリックして下さい。