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産業
- アメリカの産業の変化
- アメリカの自動車産業
- アメリカ自動車産業の変遷
- アメリカ中西部における自動車産業
- アメリカの産業への外国投資
- 労働安全基準
- 職場における負傷や死亡
- アメリカン・ドリームと住宅建設業界
- アメリカンドリームと移動住宅
- ラストベルト (さびついた工業地帯)
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2001年の9.11テロのあと、警官と一緒に働くOSHAの職員たち。
写真提供:Jim West
職場における負傷や死亡
労働安全衛生局(OSHA)は、1970年、アメリカ合衆国連邦政府労働省に設立された政府機関です。OSHAは安全衛生基準のガイドラインや規定を作ってそれぞれの職場がこれらの基準を満たしているかどうか点検を行い、基準を満たしていない場合には召喚状を出して刑罰を与えます。1980年代から1990年代には、OSHAは職場での健康被害から労働者を守るためにより一層積極的な役割を果たし、労働者が鉛やアスベスト、農薬、有毒な化学薬品などの危険物質にさらされることを制限することを求めました。1980年から1997年の間に、アメリカでは労働災害(労災)で103,945人が死亡しました。1日平均16人が死亡した計算になります。労災による死亡者数は、1980年には7,343人でしたが、1997年には5,285人で、28%減少しました。労働者にとって最も危険な産業は、鉱業、農林水産業、建設業で、これらの産業では、1980年から1997年の間で死亡率が最高でした。1980年以来、労災による死亡の24%が自動車事故によるもので、アメリカの労働者の事故死亡のうち最も多い死因となっています。1990年には、殺人による死亡(14 %)が、機械関係の事故(13 %)を押さえて労災の第2の原因となりました。職場での殺人による死亡は、タクシー運転手、警察官の間で高くなっています。
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