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産業
- 産業部門でみる日本の労働人口
- 日本の男女が働く業種
- 戦後の日本における基幹産業復興政策
- 日本の造船業
- 鉱業:衰退する産業
- 産業政策と不況産業
- 消費財産業
- 日本経済における中小企業
- 大企業と中小企業のつながり
- 日本の電気機械工業
- 日本の自動車産業の始まり
- 自動車産業の発展と自動車の輸出
- 日本の携帯電話産業
- コンピューターゲーム産業
- 買い物の習慣と小売店
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福井県の農家、建石一家。
写真提供:SFV生産農場
日本の男女が働く業種
日本の労働人口に占める女性の割合は40%弱で、この数字は過去50年間あまり変化していません。しかし、男女間では第1次産業、第2次産業などの各部門別の就業比率が異なり、これらはまた、時とともにそれぞれ変化してきました。1950年には男性労働者10人中4人(40.4%)が第1次産業、特に農業に従事する一方、女性労働者は10人中6人(61.4%)が農業を仕事としていました。サービス産業には、約4分の1の男性労働者(27.2%)と女性労働者(25.4%)が従事していました。男女間の最大の違いは第2次産業にみられます。第2次産業では男性労働者10人中3人(29.6%)が雇用されていたのに対し、女性労働者ではわずか13.9%でした。
2000年までには、男女共に農業にたずさわる割合が大きく減少し、男性労働者の4.8%、女性労働者の5.4%が第1次産業に従事するのみとなりました。一方で、農業に代わって多くの労働者が働くようになった産業は、男女間で異なります。2000年までには、男性労働者の3分の1(35.9%)が鉱業、建設業、製造業という第2次産業に従事するようになりましたが、女性労働者については、5分の1(20.2%)にとどまりました。それとは対照的に、女性労働者の4分の3(73.2%)が第3次産業で働くようになりましたが、男性労働者では10人中6人(58.2%)に増加するにとどまっています。
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言葉の説明:
サービス産業
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